俺の舌癌

海外赴任先のタイ、バンコクでステージ1の舌癌が発覚した男の手記。

俺のブログをご覧頂く全ての皆様。まず『はじめに』ご覧下さい。

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2017年、夏。当方、33歳男性。

右舌部に低分化型扁平上皮癌を患う。

 

このブログは、俺の俺による俺の為の「舌癌」を主なテーマとした”所詮、公開個人日記”であり、それ以上でもそれ以下でもなく、医療関係者様のご意見や医学的データを否定する意向は1,000%無いことをここに誓わせて頂く。

 

又、俺と同じく舌癌攻略ミッションの天命を授かりし皆様方。

俺は、”とある”舌癌患者の一人にしか過ぎず、

繰り返しとなるが、このブログは、俺の俺による俺の為の「舌癌」を主なテーマとした

”所詮、一癌患者の公開個人日記”であり、それ以上でもそれ以下でも断じてない。

どうか”所詮、一癌患者の個人日記”をあーだこーだ深読みしないように。

俺は医者でも医療関係者でもなく、貴方と同じように、ある日突然、舌癌認定をされたただの患者でしかないのだから。

 

後々、骨身に染みて思うのだが、舌癌のみならず、癌は病との闘いではなく、決断との闘いであると個人的には思っている。

自分の命に関わることを自分自身で決断していかなければならないのだ。

 

つい昨日まで、

「ねー、知ってる?●●ちゃん、癌なんだって。大変だよなぁ。まだあんなに若いのに。あ、おネェさん、ビールもう一杯!」

とかなんとか言ってた俺も、ある日突然、癌攻略ミッションへの参加を強制的に任命されてしまったのだ。

拒否は出来ず、その瞬間から突然そのミッションは開始し、辞退は不可能。

「ご経験の無いミッションに任命されたのはお気の毒ですが、最早もうやるしか無いのです。

もう始まってしまったのです。攻略しなければ最悪、そこに待っているのは貴方自身の死です。」

と、このゲームの”とある”担当者は、さらりと説明してくれた。

泣けてくるぜ、全く。

 

それでも進んでいかなくちゃならんのだよ。

進んだ先で、道が幾つかに別れていたら、どの道を行くか自分で決めて、進んでいかなくちゃならんのだよ。

豆腐メンタルの俺にはとてもきつい。一人じゃとてもやりきれそうに、無い。

だから、せめて個人日記を公開する事で、誰かの目に止まる事で、少しでも気が紛れればと思う。

同時に、俺と同じく癌攻略ミッションに立ち向かう方々へ、希望や攻略法を与える事は出来ずとも、ほんの少し、せめてもの勇気を共有出来ればと思う。俺の舌癌で。

 

ENO